海外は日本よりもスリが多いです。特にヨーロッパはアジアと比べるとスリのメッカと言ってもいいぐらいで、私の周りにも何人かスられた経験のある人がいます。
かく言う私も、イギリスで1回、日本で1回スられたことがあります。(日本でスらるのは珍しいパターンですが…)

そこから得た教訓を生かし編み出したスリ対策と、それでもスられてしまった時のためにやっておきたい対策を紹介したいと思います。


海外のスリのスキル
本題に入る前に、海外のスリのスキルの高さについて知ってほしいと思います。海外にはプロのスリがいて、まるで手品師のように、気づかぬうちにそーっとあけてそーっと持ち出します、そのスキルはまさにプロ。
まずはこのビデオを見て彼らのスキルの高さを知り、警戒レベルを上げましょう。(英語ですみません、このビデオはスッた後持ち主に返しています)



またこのビデオの様に背後から盗るパターンのほかに、電車など人が多い空間では気を抜いた瞬間に身体の前面にある鞄から抜き取られることもあります。複数犯で数人が注意を引きつけてその隙に盗る場合や、国によっては子供が盗る場合もあるので、目線の低い位置にも注意しましょう。


スリに合わない対策
何と言ってもスられないのが一番。しっかり対策をして、スられる確率を限りなくゼロに近づけましょう。

チャックが無い鞄は厳禁
日本だとチャックもボタンもなくてガラ空きの鞄もよくありますが、スリの多い国でこのタイプの鞄は有り得ません。ボタン式でも、隙間があるようなものだとそこに手を入れられて盗られることがあるので、絶対にチャックがおススメです。

FullSizeRender

鞄は身体の前
リュックはおすすめしません。ビデオの通り、背後から開けて盗ることができるからです。リュックの奥の奥に入れておけば盗られる確率は減りますが、それでもチャックを開けられるのは良い気がしませんし、何より自分が使う時に取り出しにくいですよね…
脇に抱えるバックの場合、背中に回さず、チャックを開ける側が体の前面に来るようにしましょう。これもビデオの通り、身体の後ろ側にチャックの開き口があると、そこからチャックを開け、手を入れて財布を盗ることができてしまいます。

IMG_0227


貴重品はチャック付きの内ポケットに
できればチャック付きの内ポケットのある鞄を購入し、財布などの貴重品はその中に入れましょう。こうすれば財布を取るのに二重のチャックを開ける必要があるのですから、いくらスキルが高くても簡単には盗れません。

スマホも貴重品
最新のiphoneなどは10万円近くしますよね、財布より取り出す機会が多いですし、あまり気をつけていない人が多いのでスリにとっては狙いやすいです。食事中机の上に置いておいたら、目を離したスキに無くなっていたなんてことも。
スマホは財布と違いストラップがしやすいので、スリの多いイタリアやスペインなどではストラップで鞄などに繋げておくことをお勧めします。

IMG_0229
こうやって置いておくと目を離した隙に…

派手な格好をしない
スリはお金を持っていそうで警戒していなさそうな人を狙います。ブランドバッグ、ヒール靴、濃い化粧などもその様な印象を与えやすいです。
Tシャツにジーパンなど、できるだけお金を持っていないバックパッカーの様な格好をした方が狙われにくいです。特別なディナーなどでどうしてもオシャレをしたいときは、直前にホテルで着替えてタクシーで移動するなど、リスクを最小限に抑えましょう。

IMG_0228
ブランドバックのしかもリュックなんてカモ以外の何でもありませんよ…


スられた時の対策
続いて、万が一スられた場合に被害を最小限に抑える方法を紹介します。

財布・クレジットカードを分ける
これは基本中の基本。私は最低三つに分けるようにしています。
⑴メインで使う様の財布
⑵メインがスられた場合にホテルに帰れるだけの財布
⑶ホテルの金庫に入れる財布
それぞれに現金・クレジットカードを入れておきます。

⑵に関しては、同じ鞄に入れておいて鞄ごとひったくられたら意味がありませんので、体に密着したポーチなどを購入するといいでしょう。首から下げるタイプのものや、ウェストポーチなどで、服の下に隠しておけばスられる心配はまず有りません。
ただ私はこれをメインの財布に使うのはおススメしません。使いにくいからというのもありますが、スリの目の前でこの財布を使ってしまうとスリにもその存在と場所がわかるので、人混みの中で密着したときに狙われる危険性があるためです。あくまでもバックアップ様として使うことをおススメします。

これも基本中の基本です。偽装パスポートの発行などに利用するため、パスポートが盗まれるということも多々あります。
盗まれればもちろん帰国できませんが、コピーがあると再発行が比較的簡単だそうなので、財布と同じように最低3箇所で保管しましょう。
FullSizeRender

免許証など不要なものは持ち歩かない
2回スられた私が言うので間違いありませんが、財布を盗られると、「現金はあげるからその他のカード返して〜」と思います。
運転免許証やマイナンバーカードなどの再発行手続きは非常に面倒ですし、クレジットカードも停止・再発行をする必要があります。さらに今までコツコツ貯めたポイントカードも全部チャラ。
海外ではどうせ使わないのですから、日本に置いていくか、せめて滞在先のホテルに置いていきましょう。

海外専用の財布を持つ
もう一つ財布を取られた時に思うのは、「中身はあげるから財布だけ返して!」です。お気に入りの財布、限定品、大切な人にもらった思い出の品だったりする場合はなおさらです。
私は昔使っていた古い財布を海外用に使っていますが、こうすると財布の中身を日本円から詰め替える必要がないので単純に便利ですし、最悪盗られても古いものなので後悔がありません。
また安物のチェーン付きの財布を買うのもおすすめで、鞄などにチェーンをつけてしまえばスリ防止にもなります。(ひったくり防止にはなりませんが)

IMG_0231


以上、参考になれば嬉しいです。皆さんは私にような目に遭わず、スリとは無縁の楽しい海外旅行をして下さいね。